顎関節症はむし歯や歯周病に次ぐ第三の歯科疾患とも言われ、顎機能障害から頭痛・肩こり・手のしびれ・難聴などを発症することもあります。この原因には、いろいろな考え方がありますが、咬合異常、歯ぎしり、歯のくいしばり、ストレスなどをはじめとして様々な要因が複雑にからみあい、発症するといわれています。このようにかみ合わせ自体に異常があると、むし歯や、歯周病など様々な口腔内の疾患が出るリスクが高くなります。
不定愁訴とは、原因不明の頭痛や目まいなどを言います。この症状には様々な原因が考えられますが、原因の一つとして 口腔内のかみ合わせやバランスの悪さが考えられます。口の中は髪の毛1本でも入れば違和感を感じるくらい繊細な部分です。かみ合わせのズレは気付かない内に時間をかけて少しづつズレて行きますので分かりにくい特徴がある一方、歯科治療におけるかみ合わせは、虫歯、歯周病、矯正などの全ての治療の土台となる部分ですので違和感を感じた場合は早めの検査が必要です。
高齢者の方が歯を失うほとんどの原因が、主に歯周病です。歯周病は歯を支える土台である歯周組織や骨を破壊し、結果的に歯を失う事になります。また、恐ろしい事に一度、歯を支える土台の骨が破壊されると戻る事は出来ません。現在歯周病の方も現状維持しかできないのです。一生自分の歯で食事をとる為には、歯周病にならない為の正しい知識と、普段から歯周病の予防を心がけたブラッシングや定期的な治療をすることが大切です。
保存・再生治療とは、根管に穴が空いた場合や歯槽膿漏や虫歯の進行で歯を抜く、または神経を取らなければいけなくなった場合に行う治療法です。医療の進歩によって「歯を抜く」「神経を取る」と言った歯の寿命を縮める行為を行わなくても良い方法が様々出てきました。当院では最新の技術や素材を取り入れ、出来るだけ患者様の歯の寿命を延ばす事を最優先しています。
高齢化社会が加速する中、入れ歯治療のニーズはこれまで以上に多くなっていきます。よく「入れ歯が合わない」という理由で、入れ歯をはめずに柔らかい物ばかり食べる方や痛みを我慢して食べる方がおられますが、そのまま噛み続けると既存の歯を痛める恐れがあり、入れ歯を支える歯ぐきがどんどんガタガタになります。入れ歯が合わない原因は入れ歯を作る際にしっかりとした「診査・診断」が出来てなく、正しい噛み合わせで噛めていない事がほとんどです。健康寿命を支えているのは「食」であり、噛むことは直接食生活に影響を及ぼすので健康の上で最も大切な事です。また、インプラントは理想的で素晴らしい治療法ですが金銭的、時間的、身体的な理由によりインプラント治療が困難な事も多くあります。だからこそお口に合った入れ歯を作る事により好きな物を食べられることが可能です。藤田歯科医院では本当にお口に合った入れ歯を使う事により長く健康的な食事を楽しんでいただきたいと考えております。
金属床義歯とは、主要部分に金属を使用した入れ歯です。レジンと言われるプラスティックの材質ですべて作成した入れ歯に比べ、丈夫な金属を使うため快適で、たわむこともなく、頑丈な入れ歯をつくることが可能になります。金属ならではの薄い仕上がりが、入れ歯を入れる違和感を減少させ、口のなかが広く感じることができます。金属ですので熱の伝わりもよいので一層おいしく食事を楽しむことができます。
また、部分入れ歯の患者様は、残っている歯にバネを引っかけて入れ歯をいれますが、金属床の入れ歯の場合は、その残っている健康な歯に負担を少なくできます。
さらに、金属床義歯は部分入れ歯を固定するためのバネ自体を目立たないように仕上げることが出来ます。。
従来の入れ歯と違いノンクラスプデンチャーとは、金属のバネがないため見た目の良い入れ歯です。材質はナイロン樹脂を使用し、割れにくいので薄く作ることができ、外側だけではなく内側の金属もなくなるため、入れ歯のフィット感や舌感がよくなり、違和感が少なくなります。
インプラントができない、したくない患者様にも審美を提供できます。
MTコネクターは、口腔内の構造や粘膜などを利用し、歯茎にフィットするプレートを用いた、クラスプ(バネ)がない新しい義歯です。
入れ歯に悩む様々な患者さんの声にお答えすべく、究極の入れ歯作りを目指していた歯科技工士の長年の研究と開発の結果、新しい特許技術として完成しました。
従来の「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」に代わる第4の選択と言われ、前歯や奥歯などの場所を問わずに、数本の欠損歯はもち勿論、数多くの連結した欠損歯の治療に対応する上で、治療方法にない優れた特徴と対応力を持ちます。
MTコネクターは、口腔内の構造や粘膜を利用し、歯とプレートを歯の後ろ側から斜め方向に「はめ込む」だけで装着する、新しいタイプの「快適義歯」です。歯に引っ掛けないから違和感もなく、落ちたりぐらついたりもしない。勿論、バネがないから見た目にも入れ歯とは分からない。まさに従来の入れ歯の常識を覆す、画期的な新技術がMTコネクターなのです。
審美歯科とは、治療跡の被せものや詰めものを、より自然な仕上がりに見せる素材を用いた治療法です。また、歯の黄ばみを白くするホワイトニングなど、見た目の美しさを重視した治療法です。当院では見た目の美しさだけではなく機能性があってこそ本当の美しさであるとの考えで審美歯科治療を行っております。
ホームホワイトニングとは歯科医師の指導のもと、ご自宅でご自身で行えるホワイトニングです。院で作成した樹脂製マウスピースとホームホワイトニングキットを自宅へ持ち帰って頂き、自分でカスタムトレーの中にホワイトニングジェルを入れて歯にかぶせます。 そして、時間をかけてじっくりと、あなたの歯を白くしていきます。そもそも歯を削る必要がないため、ご自身の歯を傷めることなく守ります。
当院では総合歯科医療の中でも噛み合わせを最重要視しています。一本でも歯が無くなるだけでバランス が崩れてしまい複数本なくなるとブリッジでは補えず入れ歯になってしまうケースも出てきます。イン プラント治療では周りに負担をかけず以前そこにあった自分の歯のように思い切り噛めるようになります。インプラントは第二の永久歯と呼べる最高水準の治療法です。高度なインプラント技術を用いて失われた歯のピースを復元し長く健康的にしっかり噛むことができる幸せを提供させていただきます。
歯を失ってしまった場合、抜けてしまった部分を人工の歯を使用して埋め込む治療をインプラント治療と言います。人口の歯を埋めるということに対して、痛そう、怖いなどの不安もあることと思います。しかし「インプラント」とは、何かを「埋める」ことを意味する言葉を指し、医学の世界ではインプントはたくさん使用されており、整形外科の人工関節などを骨に埋め込む治療でもたくさんの実績があります。もちろん、歯科の歴史においても40年以上の臨床実績があり、安心して治療していただけると思います。
部分矯正は「小矯正」とも呼ばれ、本格的な歯列矯正とは違い、歯まるまる全体を矯正するのではなく、歯並びが悪いところだけを部分的に矯正する治療法です。ブリッジやインプラントの前処理として使われることも多く、部分的な不正咬合(すきっ歯など乱れた歯並び)に有効です。一部分の歯を動かしたい場合には、小矯正でも十分な効果が期待でき、比較的短い治療期間で費用も安価なので、通常の矯正治療に対し期間や費用の面で躊躇していた方に合った治療法といえるでしょう。
予防歯科といっても特別な事ではありません。簡単に言うと「虫歯や歯周病にならないようにしましょう」と言う事です。予防に必要な事は日々の正しいブラッシングや定期的な検査、歯石除去などです。しかし最も大切な事は予防をしない事で人生にどのような影響を及ぼすのか?という事です。藤田歯科医院では末永くご自身の歯で健康に食事をしてもらう為に正しい知識をお伝えします。予防は歯科医師と患者様との共同作業で初めて成り立つ物だと考えています。
口の中にいる細菌をそのままにほっておくと、むし歯は徐々に悪化していきます。
おもにむし歯の原因と言われる菌は、通称Sミュータンスやミュータンス菌と呼ばれておりますが、実際にどんな風に、むし歯を作っていくのでしょうか。
むし歯の進行状態は、C1~C4の4段階に分類されています。これは、むし歯の進行を表す記号です。
しかし最近ではCO(「シーオー」Caries Observation=経過観察)といって、ごく初期のむし歯は、削らずに観察しながら再石灰化を促す治療が行われています。
むし歯になりやすい場所は、奥歯の溝、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目と限られており、そのうち奥歯にできるむし歯を予防する方法として「シーラント」があります。
シーラントは、歯の溝をよく掃除したあと、プラスティックの一種を流し、その部分をコーティングすることで、歯垢が付着することを防ぎます。乳歯にも永久歯にも使用することができるのですが、すでにむし歯になっている歯のうち、溝が深いむし歯にはできません。また1~2年経つと部分的にとれてしまうことがあるため、定期的な検診でシーラントに異常がないか確認するのをお勧めします。シーラントの費用は保険が適用されます。生えて間もない奥歯の永久歯は特にむし歯になりやすいので、この方法が有効です。